森崎東党宣言!

藤井仁子 編

定価:本体3,800円+税
2013年11月25日書店発売

四六判並製 432頁
ISBN978-4-900997-40-0
装幀:間村俊一

世紀の大喜怒劇映画!

笑いと涙と、正しき怒りを今一度。喜劇を超えて、喜怒劇へ。『喜劇 女は度胸』から『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』を経て最新作『ペコロスの母に会いに行く』まで、型破りな面白さと圧倒的な熱気に満ち溢れる森崎映画の真髄に迫る。
監督が自身の映画作りの秘密を語り尽くした「映画はもうほとんど世界である」の再録に加え、倍賞美津子・大楠道代・加瀬亮への聞き下ろしインタビューも収録。

[特別掲載]脚本『男はつらいよ フーテンの寅』準備稿  あり得たかもしれないもう一人の「寅さん」!

「ほとんど世界だったですよ、ぼくにとって映画は。(…)ぼくが自分でつくる映画でも、ほとんど世界をつくるに等しい作業(…)それだけの表現の可能性っていいますか、ほとんど個人を離れて、独自に歩くほどの世界を現出しうる世界だ、このフィルムとテープレコーダーと音楽と俳優さんでやる映画ってのは。」――森崎東(本書より)