小島一郎写真集成

Kojima Ichiro Photographs

青森県立美術館 監修

定価:本体3,800円+税
2009110 初版第1
20121210 初版第5

B5変型判上製  244頁
写真 ダブルトーン178点 カラー6点
ISBN978-4-900997-23-3
装幀:間村俊一

昭和30年代の青森に、北を撮り続けた孤高の写真家がいた──小島一郎(1924-1964)。津軽平野の秋の田で日が働く農夫たち、寒風吹き荒ぶ下北の浜辺の光景……。過酷な撮影行、傑出した造形感覚、そして独自の暗室技法によって、陰影際立つ鮮烈な写真へと定着された、北の大地・空・人間。ローカリティとモダニズムとを激しく切り結ばせる小島一郎の写真が、現在を撃つ。39歳の若さで急逝した写真家の熱く短い生、その稀有な達成。

展覧会「小島一郎──北を撮る」(青森県立美術館、2009110日〜38日)にあわせ、記念写真集/展覧会カタログとして刊行。
21回写真の会賞、第26回写真の町東川賞「飛弾野数右衛門賞」受賞。