中上健次集 八

紀伊物語、火まつり

中上健次 著

定価:本体3,500円+税
2013年8月5日書店発売

四六判上製 角背かがり綴 カバー装 9ポ二段組 398頁
ISBN978-4-900997-37-0
装幀:間村俊一
写真:港千尋

紀州サーガの本筋を行く必読長篇二篇

二木島と大島、そして新宮の路地。黒潮洗う土地を舞台に展開される、神さびた宿命の劇。二木島猟銃事件を素材に、時を超えた文学に昇華させた名作「火まつり」、母を訪ねる十九歳の道子の彷徨を軸に路地の終焉を描く「紀伊物語」。熊野灘に響き合う雄篇二つを収録。
作家自身の関連エッセイ、中上紀の書き下ろし解説35枚、解題等収載。片観音二色口絵に著者写真、「火まつり」生原稿掲載。月報48頁付き。

紀伊物語
大島
聖餐
 
火まつり
 
バサラの美
被差別部落の公開講座八回で打ち切りの反省

解説 火と海と到来する異神 中上紀
解題 高澤秀次
校異

月報III 内容
 
鈴木力 『日輪の翼』合宿顛末記
吉安章 一九八五年、紀州から東京へ
辻本雄一 聞き書き 松根久雄─中上健次との体験[再録]
紀和鏡 夢の回路─中上健次と私[連載3]
その他、作品の舞台となった土地の撮り下ろし写真収録