中上健次集 四
紀州、物語の系譜、他二十二篇
中上健次 著
定価:本体3,600円+税
2016年7月29日書店発売
四六判上製 角背かがり綴 カバー装 9ポ二段組 464頁
ISBN978-4-900997-60-8
装幀:間村俊一
写真:港千尋
ルポルタージュの名作であり小説を凌ぐ傑作と衆目の一致する「紀州 木の国根の国物語」を中心に、長篇評論「物語の系譜」、未発表音源初の活字化、単行本・全集未収録エッセイほか、重要エッセイを精選したシリーズ唯一のノンフィクション集成。
目次
月報
目次
紀州 紀の国根の国物語
物語の系譜
紀州弁 1976
母系一族 1974
萎びた日向くさい南瓜 1975
熱い血 1977
処女の秋刀魚 1976
口語的なものの力 1982
又三郎 1982
賤者になる 1979
生のままの子ら 1983
鳥獣に類ス 1978
風景を飲む 1977
心にひびいた言葉 1977
読経の声にも似た木々のざわめき 1983
私の中の日本人 1977
美しさを超えて映る半島 1978
岬の宝庫 1990
檄文
ただ一点、熊野
真の人間主義
屋久島縄文杉踏破
リキに捧ぐ
序文 (『風景の向こうへ』一九九〇年新装版)
解説 〈中上健次〉を背負って 高村薫
解題─高澤秀次
校異
月報
楠本秀一 「紀州」の頃の思い出
辻本雄一、平山信之、松本巌、堰本吉平、東輝彦、高澤秀次 座談会 隈ノ會から熊野大学へ
安岡章太郎 キンジニヤニヤの猫の声[再録]
蓮實重彦 中上健次の死は、無慈悲なまでに抽象的である[再録]
紀和鏡 夢の回路─中上健次と私[連載8]
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